平成30年(2018年)から2025年までの学校選択問題の大問2において、繰り返し出題されている内容は以下の通りです。
1. コンパスと定規を用いた「作図」 (毎年必ず出題)
大問2の(1)は、全ての年で作図問題が定着しています [1-8]。
• 角の二等分線の利用(等しい距離): 「2つの直線から等しい距離にある点」を求めるために、角の二等分線を作図させるパターンが頻出です(2022年、2025年)[4, 7]。
• 特定の角度の作図: 30°(2018年)、45°(2024年)、正三角形の性質を利用した60°(2023年)など、円周角や基本図形の性質を組み合わせて特定の角度を作る問題が繰り返し出題されています [5, 6, 8]。
• 面積の二等分や移動: 三角形の面積を二等分する直線の作図(2019年)や、回転移動の中心を求める作図(2020年)など、図形の性質を深く理解している必要があります [1, 2]。
2. 平面図形の「証明」と「計量」
大問2の(2)では、平面図形の性質を用いた証明問題、あるいは座標・計量問題が繰り返し出題されています [3, 4, 6-11]。
• 相似や合同の証明: 相似な三角形の証明(2023年)や、線分の長さが等しいことを示すための合同の証明(2020年、2024年、2025年)が非常に多く出題されています [6, 7, 10, 11]。
• 座標平面上の図形: 関数 y=ax
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のグラフと図形(円や三角形)を組み合わせ、面積の比率や条件から座標や定数 a を求める問題が見られます(2021年、2022年)[3, 4, 12]。
• 特殊なパターンの出題: 2018年には空間図形(直方体内の立体)の体積を求める問題 [8]、2019年には4桁の整数の性質を解明する問題 [9] が出題されており、平面図形以外の思考力が問われることもあります。
まとめ:大問2の傾向
• (1) 作図: 基本作図(垂直二等分線、角の二等分線、垂線)を応用し、**「等しい距離」「角度の指定」「面積の分割」**といった条件を満たす点や線を導き出す力が繰り返し問われています [1, 4, 7, 8]。
• (2) 証明・計量: 平行四辺形、正三角形、直角三角形、円などの性質を根拠に、論理的に説明を記述する形式が中心です [6, 7, 10, 11]。
これらの問題は配点が高いため(5点〜7点)、単に答えを出すだけでなく、作図の跡を残すことや証明の根拠を正確に記述することが得点のポイントとなります。