「埼玉県の学力調査で、中3の英語の得点が県内38市の中で37位」という衝撃の順位について。

【前半に書かれているポイント】
 「英語の正答率が低かった原因 → 書く力の定着が図られていない」
 英語の「聞くこと」「読むこと」「書くこと」の3領域とも県平均を下回る。
 特に「書くこと」の正答率が県平均を9.7%も下回った。

これを踏まえて、現在の高校1年生&中3で中3から入塾した生徒さんの英語力が著しく低いと感じたことがありました。

これは学校が原因なのか、それとも先生が原因なのか、本人の英語の素質の問題なのか分かりませんが、基礎力が欠けている状態で中3の英語に進むのは問題がありますし、中3で中2までの基礎を補って底上げしていくのはとても大変なのです。

本当に大変です。

なので、英語については「中学生になってからやればいいや」ではなく、小5、小6からやっておかないと、中3、高校入試でかなり苦労します。

実際にそういう人を何人も見てきています。

基礎力が欠けているまま中3になって、「英語がヤバいから塾で英語やろう」と入塾してきたとしても、そこから大きく上げられるかというと、それができるのはほんの一部で、大幅アップは難しいです。

英語は積み重ねの科目なので、中1の内容が分からなければ中2の内容もダメだし、中2の内容が分からなければ中3の内容はもちろんダメなので、中3で英語力を上げるには「中3の内容と中1~2の復習を並行してやっていく」という、英語が苦手な人にとっては苦しい勉強をしないといけません。

もちろん多くの勉強時間も必要になってきます。

塾は英会話教室ではないので、小学生、新中1、新中2、新中3に共通して書くことを重視しています。

並べかえの練習もそうだし、英文&訳の書き取りもそうです。

とにかく英語、英文を書く。

これを適当にやっている人は、北辰テストでも公立入試でも英語を書く問題で解答を書くことができないですよね。

基本単語を間違う人は、書いてこなかったのが原因です。

『「聞くこと」「読むこと」「書くこと」の3領域とも県平均を下回る』については、以前は基礎英語を聞けとしつこく言っていましたが、これはそれぞれ自宅でできることなので、毎日聞く習慣を身に付けてください。

現在、小学生から英検にチャレンジしてもらっていますが、

小4で5級
小4で4級
小5で5級
小5で4級
小5で3級
小6で5級
小6で4級
小6で準2級

など、各学年で各級に合格しています。

英検に合格=学校の英語ができる、英検に合格=北辰テストの偏差値が高いとは言い切れず、英検3級に合格していても、北辰テストの偏差値が50いかない(平均以下)というケースもありますが、英検が英語を勉強するきっかけ、入り口になるので、積極的にチャレンジしてほしいところです。

月謝に英検割を設定しているのもそのためです。

英語は小学生のうちからスタート、中1~中2の内容を繰り返す、書くことを増やす、基礎英語を聞く、これを塾としては改めて重要視していきます。

https://www.city.kazo.lg.jp/material/files/group/1/R4_kazosigikaidayori_dai51gou.pdf