1. 世界地理:気候・生活・統計の複合問題

世界地理では、特定の国をモデルに「自然環境」「産業」「統計」を多角的に問う問題が毎年出題されています。

• 予想内容:熱帯または温帯の雨温図と人々の生活
◦ 過去、地中海性気候 や乾燥帯、寒帯 が繰り返し出題されています。令和7年では地中海沿岸のオリーブ栽培 が出たため、令和8年は東南アジアや南アジアの熱帯(雨季と乾季)、あるいは西岸海洋性気候と酪農の関連などが注目されます。

• 統計資料の分析:資源と環境への配慮
◦ 近年、単なる貿易額の変化だけでなく、持続可能な開発(SDGs)やエネルギー資源に関する設問が増えています。特に、二酸化炭素排出量 やバイオ燃料(ブラジルのさとうきび)、フェアトレード といったキーワードを統計表から読み取らせる問題が予想されます。

2. 日本地理:地域の特色と産業の変貌

日本地理では、都道府県の判別と、地形・気候に合わせた産業の特色を問う問題が中心です。

• 予想内容:電力(エネルギー)構成の変化
◦ 火力、水力、太陽光発電の割合 は頻出です。脱炭素社会に向けた発電方法の課題(二酸化炭素排出や自然条件による変動)を、グラフや表から説明させる記述問題が考えられます。

• 農業・工業の「供給」と「需要」
◦ 愛知県などの輸送用機械工業 や、近郊農業と促成栽培の比較 は定番です。令和8年では、食料自給率 や、インターネット通販の普及に伴う流通・通信の変化、あるいは地域ブランド化(鹿児島黒豚など) といった、消費者の動向と結びつけた産業問題の可能性が高いです。

3. 地形図の読解と地域調査

問2や問6で出題される「地形図」と「地域調査」は、最も対策が立てやすい分野です。

• 予想内容:防災と土地利用の変化
◦ これまでは扇状地での果樹園利用 や、リアス海岸での養殖 がよく問われました。令和8年では、都市化による水田から住宅地への変化や、ハザードマップに関連した「低い土地」の安全性、あるいは歴史的な景観保存 といったテーマが、2万5千分の1地形図の読解(地図記号、距離計算、方位) と組み合わせて出題されるでしょう。

まとめ:令和8年に向けた重点学習ポイント

1. 雨温図の暗記: 地中海性気候だけでなく、日本海側・太平洋側の気候差 を含めて完璧にする。
2. 地図記号と距離計算: 地形図問題で確実に得点できるよう、主要な記号 と、地図上の長さから実際の距離を出す計算に慣れておく。
3. 記述力の強化: 「〜という理由で、〜がさかんである」といった、自然環境と産業を結びつける論述練習を行う(例:水はけが良いから果樹園になる、季節風を防ぐために防風林を作る など)。