「理科って覚えることが多すぎて、どこから手をつけていいかわからない・・・」

「実験の手順や法則の名前は覚えたけど、テストになると点が取れない・・・」

こんな悩みを抱えていませんか?

北辰テストの理科で高得点を狙うには、実は単なる知識の暗記だけでは不十分です。

毎年繰り返し問われているのは、「なぜそうなるのか?」という理由や、「これとこれの違いは何か?」という比較の視点。

多くの受験生が意外と見落としがちで、だからこそ差がつく「理由」と「違い」を問う頻出テーマを5つ厳選しました。

この記事で紹介する5つのテーマは、単なる頻出問題ではありません。

北辰テストが皆さんの「本物の理解力」を試すために仕掛けてくる、代表的なパターンです。

このパターンを掴めば、他の分野の問題にも応用できる「理科の頭の使い方」が身につきます。

——————————————————————————–
1. なぜ化学反応の前後で質量は変わらない? — 質量保存の法則の「核心」

まず、「化学反応の前後で、反応に関わる物質全体の質量は変わらない」というのが質量保存の法則です。

これは理科の基本中の基本ですが、北辰テストでは、この法則が成り立つ「理由」を記述させる問題が頻繁に出題されます。

その核心的な理由こそが、以下のポイントです。

化学変化の前後で質量が変化しない理由は、原子の種類と数が変わらないためである。

物質は形を変えても、それを構成している原子そのものが消えたり、新しく生まれたりすることはありません。

例えば、炭素(C)が酸素(O₂)と結びついて二酸化炭素(CO₂)になっても、登場する原子はCとOだけ。

数も種類も変わらず、ただペアが変わっただけなのです。

このイメージが重要です。

法則の名前を覚えるだけでなく、その根本原理を自分の言葉で説明できるかどうかが問われています。
——————————————————————————–
2. 「震度」と「マグニチュード」、ニュースで聞くけど違いは? — 地震の大きさを表す2つの指標

地震のニュースで必ず耳にする「震度」と「マグニチュード」。

この2つの言葉は、多くの生徒が混同しがちなポイントです。

ここは言葉の定義を曖昧に覚えている受験生を狙った、典型的な失点ポイントです。確実に区別しましょう。

• 震度: ある観測地点での揺れの大きさ。震源から近い場所は大きく、遠い場所は小さくなるなど、場所によって変わります。

• マグニチュード: 地震そのもののエネルギーの規模(大きさ)。震源で発生したエネルギーの大きさを示すため、一つの地震に対して値は一つしかありません。

「震度は場所によって変わる揺れの強さ」「マグニチュードは地震自体のエネルギー」と覚えておけば、地震に関する問題を正確に解くための大きな助けになります。
——————————————————————————–
3. 地層のつながりを特定する「鍵」とは? — 凝灰岩が「かぎ層」と呼ばれる理由

離れた場所にある地層が、同じ時代にできたものかどうかを調べる手がかりになる特別な層を「かぎ層」と呼びます。北辰テストの地学分野では、特に「凝灰岩の層」がなぜ「かぎ層」として役立つのか、その理由が問われます。

凝灰岩の層が手がかりになる理由は、火山の噴火によって広範囲にほぼ同時に堆積するためである。

火山の噴火による火山灰は、非常に広い範囲に、地質学的な時間スケールで見ればほぼ一瞬で降り積もります。

テストでは、複数の離れた場所の地層図を見せて「この地層とこの地層は同じ時代と言えるか? その根拠は?」と問われます。

凝灰岩の層は、そのパズルを解くための「オールマイティカード」なのです。
——————————————————————————–
4. なぜ細胞の観察で「うすい塩酸」を使うの? — 実験手順に隠された重要な意味

生物分野の定番、「タマネギの根の細胞分裂の観察」実験。多くの生徒が手順を丸暗記しがちですが、その一つ一つの操作には重要な意味が隠されています。

特に、「うすい塩酸」で処理する目的は、実験手順の丸暗記では太刀打ちできない、理由を問う記述問題の代表格です。ここで差がつきます。

• うすい塩酸の役割: 細胞を一つ一つ離れやすくするため。

この操作を解離と呼びます。細胞同士はペクチンという物質でできた壁でしっかり接着していますが、うすい塩酸はこの接着を弱める働きがあります。

これにより、カバーガラスをかけて押しつぶしたときに細胞が重ならず、一つ一つの核をはっきりと観察できるようになるのです。

実験手順の「なぜ?」を考えることが深い理解につながります。
——————————————————————————–
5. 3種類もある気体の集め方、どう使い分ける? — たった2つの性質で見抜く方法

水上置換法、下方置換法、上方置換法。3種類もある気体の集め方を前に、「どの気体にどれを使えばいいんだっけ?」と混乱した経験はありませんか?

実は、この使い分けはたった2つの性質に注目すれば、論理的に判断できます。

【気体の集め方を見抜く2ステップ】

• ステップ1:水に溶けやすいか?

◦ No (溶けにくい) → 水上置換法で決まり。
◦ Yes (溶けやすい) → ステップ2へ

• ステップ2:空気より重いか軽いか?

◦ 重い → 下方置換法
◦ 軽い → 上方置換法

この2つのポイントさえ押さえれば、どんな気体が出てきても、最適な集め方を迷わず選べるようになります。

例えば、酸素は水に少し溶けますが溶けにくい気体なので水上置換法、アンモニアは水によく溶けて空気より軽いので上方置換法、二酸化炭素は水に少し溶け空気より重いので下方置換法で集めます。

この原則を知っていれば、未知の気体が出てきても性質から判断できます。
——————————————————————————–