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埼玉県、県立学校5月末まで休校延長

埼玉県の大野元裕知事は28日、新型コロナウイルス感染防止のため休校中の県立学校について、5月末まで休校期間を延長する方針を明らかにした。県内市町村の小中学校や私立学校についても休校を要請する。

県は中学、高校、特別支援学校を含む県立学校について、国の緊急事態宣言の発令期限である5月6日まで休校とする方針だった。しかし、県内では感染者数が800人を超えるなど「感染の終息にはほど遠い」(大野知事)として、緊急事態宣言を延長するかどうかにかかわらず、休校を延長することにした。

大野知事は「学業への影響を最小限にしたいと思ってきたが、生徒や保護者は感染拡大を不安に感じている。連休後に判断するのでは遅いと思い、先に休校延長の判断をした」と説明した。

一方、大野知事は新型コロナウイルス対策を担当する西村康稔経済財政・再生相とオンライン会談し、地方創生臨時交付金など国の交付金をコロナ対策のために拡充するよう要請した。緊急事態宣言が延長される場合の交付金増額も求めた。