「中2で英検3級合格しても、定期テストで50点以下・・・」と嘆いている投稿がありました。
以前の目安だと、
5級:中1
4級:中2
3級:中3
準2級:高1
だったので、「中2で3級合格」は1ランク上に合格できたことになります。
ですが、今は違います。
学校の英語が難しくなったことで、
5級:小学校~中1
4級:中1~2
3級:中2~3
準2級:中3~高1
くらいになりました。
塾の目標は、
5級:小5~6
4級:中1
3級:中2
準2級:中3(1学期に合格できればベスト)
としています。
現在の英語のレベルでは「中2で3級合格」は「普通」なのです。
繰り返しますよ、「中2で英検3級が普通」です。
実際、英検3級に合格してても、北辰テストの英語で偏差値50に届かない、偏差値40台という人もいるので、「3級合格=英語ができる」とは言い切れません。
塾では英検割を設定していて、
5級:1000円
4級:2000円
3級:3000円
準2級:4000円
としていますが、この基準を下げてもいいくらいです。
あと、同じ3級合格でも、リーディング、リスニング、ライティングのどれで得点できて合格できたか?にもよります。
リーディングとリスニングは両方とも30問、合計60問の6割となる36問を目安とすると、
リーディング9割:27問
リスニング3割:9問
という場合と、
リーディング6割:18問
リスニング6割:18問
という場合と、
リーディング3割:9問
リスニング9割:27問
という場合で、合格の「質」が違います。
これが「中2で英検3級合格しても、定期テストで50点以下・・・」につながってくるのは明白です。
リスニングで得点できて合格したケースの場合は、定期テストでダメなのでは・・・と。
塾としては英検を受験することを推奨していますが、決して英検信者ではありませんので、「英検合格=英語できる」と直結した考えではありません。
英検を受験するのに英語の勉強をスタートするというのが、ひとつのきっかけ作りになるというのと、何か目標を設定して取り組むというのは、他の勉強にもつながるので、英検や数検を推奨しています。
最終的には、公立入試に合格する!という目標に向かって取り組むのにもつながるでしょう。
少し話がズレましたが、「中2で英検3級合格しても、定期テストで50点以下・・・」は普通のことですし、その一方で、3級、準2級合格は内申の加点になるので、合格しておけば少し有利になります。
学校の定期テストとは切り離して、英検は英検、中間・期末テスト、北辰テストは別で考えた方がいいですね。