中高一貫の伊奈学園中のチラシ。

中学校は1学年2クラスなので全6クラス、240名前後ですが、高校となると2300~2400人のマンモス校です。

生徒数が多いということは部活の種類も豊富でしょうし、色々なことにチャレンジできそうです。

加須市で最も多いのが昭和中で約640人、続いて騎西中の約500人になります。

これより少ないところは、加須北中のように1学年1クラスという中学校もあります。

かなりの差ですね。

部活も限られてきて、他校なら普通にある部活が「ない」という状態で、あったとしても人数が少なく、他校と合同で活動というのが実態です。

サッカーを例にすると、小学生でサッカーをやってきて、中学生になってもサッカーを続けたいと思っても、サッカー部がない、または部員が少なくて1チーム作れないのです。

そうなると、クラブチームに入ってサッカーを続けようという流れになって、ますます中学校の部活の人数が少なくなる・・・という悪循環になっているわけです。

小学生のうちは高校入試まで考えないでしょうし、クラブチームに入ると中3・受験生の過ごし方がどうなるか分からないですよね? (兄弟姉妹がクラブチームで活動していれば別ですが)

そこで、クラブチームに入った場合の一例を挙げると、

・中間&期末テスト前だろうと休みはない。
・テスト前に勉強するからと休むと、その後の試合に出れない。
・平日2日程度は練習オフで、そこで勉強するしかない。
・中3は7月で部活引退 → 受験勉強に切り替えだが、夏休みもフルで活動するので勉強できない。
・受験勉強できないので、北辰テストや内申点で確約をもらえる私立高校におさまるケースが多そう。
・受験勉強していない状態でも合格できるレベルまで下げた公立高校におさまるケースが多そう。

といった感じです。

それぞれのチームによって異なると思いますので、実際にチームに入っている人に色々聞いたほうがいいですね。

とにかく「勉強よりもサッカー」で、高校も私立・公立問わず行ければどこでもいいというのであれば、クラブチームでサッカーを続けるのがいいと思います。

親の立場として、経済的なことも考えて「ウチは公立高校に行ってほしい」ということであれば、クラブチームではなく部活で頑張ってもらう、クラブチームに入ったら公立高校のレベルは妥協する、クラブチームに入っても受験勉強で辞める、という方向になってくるでしょう。

実際、中3の途中でチームを止めて、受験勉強に専念し、学校選択校レベルの高校にチャレンジしたという話を聞いたことがあります。

「サッカーではメシを食えないし、一定の学力は身につけてほしい、大学にも行ってほしい」と明言している保護者の方は「部活で頑張ってもらう」と言っています。

ここで、伊奈学園中を受験するという選択肢も出てきます。

伊奈学園中ならもちろんサッカー部はあるでしょうし、高校まで自動的に続けることができます。

中3の受験勉強の心配がないので、クラブチームのようにサッカーを楽しむことができるのでは(?)と思います。

分かりやすく「サッカー」としましたが、これをスポーツに置き換えて、スポーツを続けるにあたって、

・市内の中学校の部活で頑張る
・クラブチームで頑張る
・伊奈学園中を受験&入学して頑張る

という大きく3つの流れがあるというのを小学生の保護者の方は知っておくといいですね。

(ただし、伊奈学園中はそう簡単には入れません・・・)

※クラブチームでスポーツを頑張りながら当塾で勉強している生徒さんが数名いて、他の生徒さんに比べれれば勉強時間は少なくなりますが、できる限りのフォローをしています!