クマガイ塾としては中学受験を想定したコース、カリキュラムはありませんでしたが、2026年は「緩やかな中受」を想定したものを設定します。
これは、中受と同様の勉強を進めていくことで、公立の中学校で上位を狙うことを想定しています。
小5は週2で算数・国語の2科目(プラス理科・社会)、小6は週2で算数・国語・理科・社会の4科目。
ご希望により英語をプラスできます(この場合は週3)。
月謝は高校受験の中3と同等になります。
小6の10月末までに小学校の内容を全て完了させ、その後は徹底的に問題演習となります。
以下、中受の実績がある個人塾の先生のお話しをまとめてみた。
※「絶対に県内でも上位の私立中に合格したい!」という「ガチの中受」の場合は、中受専門の塾をご検討ください。
1. 中学受験という「迷宮」で立ち止まっているあなたへ
「このままのスケジュールで、本当に子供の心と体は持つのだろうか?」「大手塾のカリキュラムを全てこなさなければ、合格の切符は手に入らないのか?」
中学受験という「迷宮」に足を踏み入れた保護者の多くが、こうした底知れぬ不安を抱えている。教育業界の裏側を知る立場から言えば、大手塾の広告や華やかな合格実績の裏には、膨大な「オーバーワークの犠牲者」が隠れている。
本当に必要なのは、画一的な詰め込みではない。現場の指導者が日々感じている「生の声」に基づいた、冷静かつ鋭い戦略である。ここでは、既存の塾選びの常識を覆す「4つの真実」を提示する。読み終える頃には、焦燥感ではなく、確かな「指針」を手にしているはずだ。
2. 戦略的選択:「ガチの入試」か「緩やかな入試」か
中学受験の必勝法は「全科目を完璧にすること」だと思い込んでいないだろうか。それは大きな間違いである。志望校によって、必要な学習リソースの配分は劇的に変わる。
ここで重要になるのが、「ガチの入試」を目指すのか、それとも「緩やかな入試」で勝負するのかという明確な線引きである。
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「緩やかな入試」という知的な選択: 例えば、開智未来中学校の「算数1科入試」や、英語が得意な子に向けた「英語入試」など、特色ある入試形態を活用する道がある。理科・社会は小学校の教科書レベルをサポートする程度(『小学問題集コア』や『小学ビルダー』といった標準的な教材を活用)に留め、算数・国語の2科目にリソースを全集中させる「戦略的撤退」は、合格への極めて有効な近道となる。
現場の視点:K先生の言葉
全部を追い求めて共倒れになるのではなく、お子さんの特性に合わせて「戦う土俵」を選ぶこと。これが後悔しない受験の絶対条件である。
3. 「休め!」という勇気。オーバーワークを防ぐ管理の極意
大手塾の夏期講習や直前講習の案内を見ると、「1分1秒も無駄にするな」と言わんばかりのスケジュールが並ぶ。しかし、本当のプロは、安易にスケジュールを埋めることを良しとしない。
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戦略的な「ブレーキ」の必要性: 夏期講習でマックスの受講が可能だとしても、現場のプロはあえて「全受講は止め、休ませる」という判断を下すことがある。盲目的な猛勉強は思考停止を招くだけだからである。
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1月3日のZoom見守りという最適解: 大手塾が「正月特訓」として高額な授業を詰め込む中、あえて正月はしっかり休み、1月3日にZoomで学習を見守るというアプローチもある。これは、直前期のパニックを抑えつつ、自宅で冷静に演習に取り組ませるための極めて合理的な解決策である。
【標準的な通塾・学習サイクル】
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5年生(基盤構築期):
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通常:週2回・各2時間(算・国)。理科・社会は講習時に集中実施。
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2学期以降:面談を通じ、必要に応じて週3回(理・社追加)へ移行。
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6年生(実戦演習期):
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通常:週4回・各2時間(4科目)。
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10月中旬:全範囲の学習を1巡完了させる絶対のデッドライン。
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以降:志望校に特化した応用・過去問演習へ完全シフト。
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「休ませる勇気」こそが、本番で子供が真の実力を発揮するためのガソリンになるのだ。
4. コスパの真実:月謝だけで測れない「追加費用なし」の価値
塾選びの際、パンフレットの「月謝」だけを比較するのは危険である。大手フランチャイズ塾の多くは、低額な月謝をフックに集客し、後から「必修」という名目で高額な季節講習費や教材費、テスト代を積み上げていくビジネスモデルだからである。
一方で、地元に根ざした少数精鋭の塾(例えば、母と子の二名体制で運営されるような血の通った教室)には、数字に表れない圧倒的な価値がある。
| 項目 | 具体的な内容・費用感 |
| 小学5年生 月謝 | 週2日:24,000円 / 週3日:38,000円 |
| 小学6年生 月謝 | 週4日:50,000円 |
| 追加教材費 | ゼロ(年1回の実費以外、不透明な追加費用は一切なし) |
| 演習システム | 「My e-トレ」が追加料金なしで使い放題 |
| サポート体制 | 質問し放題、教室開放(自習室)に来放題 |
「保護者からコスト面で不満が出たことはない」という自信の背景には、こうした「授業以外の時間」への徹底したコミットメントがある。組織の論理ではなく、目の前の子供のために動く「指導の質」こそが、真のコストパフォーマンスを生む。
5. ネームバリューの罠。実力相応校を見極める「冷静な目」
志望校選びで親が最も陥りやすい罠、それが「学校名への執着」である。「青山学院だから」「開智だから」という名前先行の選択は、時として残酷な結果を招く。
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「東京の強者」が押し寄せる現実: 例えば、昌平、独協埼玉、佐野日大、國學院栃木といった学校であれば、標準的な学習量で合格を狙える。しかし、開智、栄東、大宮開成といった学校には、都内の難関校を本命とする「強者たち」が併願として大挙して押し寄せる。
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現実的な併願戦略の例: M先生が指摘するように、「開智を志望しつつも、併願で開智未来の合格を確実に確保し、その上で公立中進学も選択肢に残す」といった、子供の自己肯定感を守るための冷静な布陣が必要である。
「お子さんの適正と性格と学力をよく考えて学校を選択することを保護者さんに叩き込んでおいた方が良いかなと思う。」
親のプライドを満たすための受験になっていないだろうか。子供の性格に合わない学校に無理やり押し込んでも、入学後に待っているのは疲弊と挫折である。
6. 中学受験を「親子の成長」の糧にするために
中学受験は、時として親の理性を失わせるほど過酷なものである。しかし、ここまで伝えた通り、全てを完璧にする必要も、大手塾のペースに自分たちを殺して合わせる必要もない。
大切なのは、情報を精査し、勇気を持って「絞り込む」ことである。10月中旬までに基礎を終え、年末年始は適切に休み、子供の適性に合った学校を冷静に選ぶ。この「当たり前の戦略」こそが、迷宮から抜け出す唯一の鍵となる。
最後に、私自身も大学生、高校生の親、かつ塾関係者として問いかける。
「その志望校は、お子さんの未来のためだろうか? それとも、親であるあなたの不安を解消するためだろうか?」
お子さんが笑顔で通っている姿が想像できる学校こそが、最高の結果である。中学受験をただの「合否」で終わらせず、親子の絆を深める確かな成長の機会にしてほしい。