
北辰テストの第2回(平成27年から2025年)の化学を分析しました。
1. 化学変化と物質の分解
- 炭酸水素ナトリウムの熱分解: 加熱によって発生する気体(二酸化炭素)の確認方法(石灰水が白濁する)や、試験管の口付近につく液体(水)を塩化コバルト紙(青色から赤色に変化)で確認する操作が頻出です。また、加熱後の試験管の口を下げておく理由(水が逆流して試験管が割れるのを防ぐ)も定番の記述問題です。
- 酸化銀の熱分解: 酸化銀を加熱して銀と酸素に分解する実験と、その化学反応式 () を書かせる問題が非常に高い頻度で出題されています。
2. 酸化と還元
- 金属の酸化: 銅やマグネシウムを加熱して酸素と化合させる実験において、化合する質量の比(銅:酸素=4:1、マグネシウム:酸素=3:2)を用いた計算問題が定番です。
- 酸化銅の還元: 酸化銅と炭素粉末を混ぜて加熱し、銅と二酸化炭素ができる反応が頻出です。酸化物から酸素が奪われる「還元」と、炭素が酸素と結びつく「酸化」が同時に起こる点も重要です。
3. 気体の発生と性質
- 気体の発生方法: 石灰石と塩酸による二酸化炭素、二酸化マンガンと過酸化水素水による酸素、亜鉛と塩酸による水素の発生方法が繰り返し問われます。
- 気体の集め方: 気体の性質(水への溶けやすさ、空気との密度の比較)に応じて、水上置換法、上方置換法、下方置換法を使い分ける知識が必須です。
- アンモニアの性質: 水に非常に溶けやすくアルカリ性を示す特徴を利用した「噴水の実験」や、フェノールフタレイン溶液の色変化(赤色)が頻繁に出題されます。
4. 溶解度と水溶液
- 溶解度曲線と再結晶: 温度による溶解度の違いを示すグラフを読み取り、水溶液を冷却したときに出てくる結晶の質量を計算させる問題がほぼ毎回出題されています。特に硝酸カリウムがよく題材になります。
- 水溶液の濃度: 質量パーセント濃度を求める計算式()を用いた基本問題も頻出です。
5. 物質の分類と密度
- 有機物と無機物: 炭素を含み、燃やすと二酸化炭素が発生する物質(有機物)と、それ以外の物質(無機物)を区別させる問題が定番です。
- 密度: 物質の質量と体積から密度()を計算し、その値をもとに物質の種類を特定する問題が繰り返し出題されています。