東部地区学力検査 生物
東部地区学力検査 生物

令和3年から令和7年の東部地区学力検査第1回の生物(理科)を分析しました。

6月の北辰テスト向けにも参考になると思います。

1. 植物のつくりと分類
植物の構造や分類基準に関する問題は、小問や大問を通じて頻繁に出題されています。
  • 花のつくりと受粉: アブラナなどの花のつくりにおいて、花粉がつく柱頭の名称や、胚珠がむき出しになっている裸子植物(マツなど)の特徴が問われています
  • 根・茎のつくりと分類: 双子葉類と単子葉類の違いが重視されています。特に、双子葉類(タンポポなど)の主根と側根、および**維管束の並び方(輪の形)**が、単子葉類と比較する形で繰り返し登場します
  • 細胞の構造: 植物細胞特有の構造である細胞壁や葉緑体を、顕微鏡での観察結果(オオカナダモなど)と結びつけて判別させる問題が見られます
2. 植物の生活(光合成と呼吸)
光合成の仕組みを実験を通して確認する問題は、非常に出題頻度が高いテーマです。
  • 光合成の実験: オオカナダモやタンポポの葉を用いた実験が頻出です。ヨウ素液によるデンプンの確認、葉をエタノールで脱色する理由(葉緑体の色を抜いて変化を見やすくするため)などが定着しています
  • 気体の出入り: 光合成によって二酸化炭素が吸収され、酸素が放出される過程を、石灰水の変化や対照実験を用いて説明させる問題が繰り返し出題されています。また、気孔やそれを構成する孔辺細胞の名称も問われます
3. 動物の分類と体のつくり
脊椎動物の分類や、無脊椎動物の体の特徴が多角的に問われています。
  • 脊椎動物の5グループ: 魚類、両生類、ハチュウ類、鳥類、ホニュウ類を、呼吸法(えら・肺)子の生まれ方(卵生・胎生)、**体温調節(変温・恒温)**などの基準で分類する問題が毎年形を変えて出題されています
  • 軟体動物の特徴: イカやアサリなどを例に、内臓がおおわれている外とう膜の名称や特徴が繰り返し問われています
  • ヒトの筋肉と骨: 腕を曲げ伸ばしする際の筋肉の収縮・弛緩の関係などが図とともに問われることがあります
4. ヒトの生活(消化・神経・呼吸)
ヒトの体内の働きに関する実験や仕組みも頻出です。
  • 消化と吸収だ液(アミラーゼ)によるデンプンの分解実験が代表的です。ベネジクト液を用いた糖の確認方法や、反応を助けるための「40℃(体温に近い温度)の湯」という条件設定が繰り返し問われます。また、小腸の壁にある絨毛の名称と、表面積を広げて吸収効率を高める仕組みも重要です
  • 刺激と反応: 定規を落とす実験などを通じて、刺激を受け取ってから反応するまでの経路(感覚器官→感覚神経→せきずい→脳→運動神経→運動器官)や、意識に関係なく起こる反射の仕組みが頻出しています
  • 呼吸のモデル: ペットボトルやゴム膜を用いた肺(呼吸)のモデル装置において、どのパーツが肺や横隔膜に対応しているかを問う問題が見られます
これらの内容は、単なる名称の暗記だけでなく、「なぜその操作を行うのか」といった実験の目的や、図や表から特徴を読み取る思考力を問う構成が共通しています。