2027年2月実施の埼玉県公立高校入試は大きく変わります。
その変更内容の1つに国語の大問5(作文問題)がなくなることが挙げられます。
作文問題(12点)がなくなるとどうなるのか?
その予測として2026年3月実施の北辰テストを検証しました。
大問2(漢字・文法)の問題数と配点が上がっており、これを攻略することが得点アップにつながります。
2025年3月実施(2024年度)と2026年3月実施(2025年度)の第2問(知識・言語事項)には、配点、設問数、および出題内容において以下のような顕著な違いがあります。
1. 配点と設問数の増加
- 合計配点: 2025年度は24点でしたが、2026年度は30点へと大幅に増加しています。
- 大問内の設問数: 2025年度は問1〜問5の5題構成でしたが、2026年度は問1〜問6の6題構成に増えています。
2. 出題内容の具体的な変化
出題される文法や知識事項のテーマが以下のように入れ替わっています。
- 漢字の形式:
- 2025年度は読み書きの5問のみでした。
- 2026年度は、読み書き(4問)に加えて、カタカナ部分を漢字にした際に同じ漢字を含むものを選ぶ問題(2問)が新設されています。
- 文法事項:
- 2025年度にはあった「動詞の活用形」を問う問題が、2026年度では無くなっています。
- 代わりに2026年度では、文の中から「活用しない自立語(副詞など)」をすべて探し出す問題が出題されています。
- 文節の関係:
- 2025年度は「補助の関係」を問う1問のみでした。
- 2026年度は、提示された2つの短文(A・B)について、それぞれ「修飾・被修飾の関係」や「並立の関係」などを判別させる形式になっています。
- 語句の意味(多義的な漢字):
- 2025年度は「観光」の「光」と同じ意味で使われている熟語を選ぶ問題でした。
- 2026年度は「自白」の「白」と同じ意味(告白など)で使われているものを選ぶ問題になっています。
3. 会話・話し合い問題の規模
最後に出題される会話文形式の問題(2025年度は問5、2026年度は問6)がより複雑化しています。
- 2025年度: 2人の生徒(Aさん・Bさん)の短い会話から、慣用句(二足のわらじ)や語句の意味を答える形式でした。
- 2026年度: 4人の生徒(A〜Dさん)による「話し合いの様子」を題材としています。設問も、慣用句(良薬は口に苦し)の空欄補充だけでなく、発言の意図を説明する選択肢問題など、より読解力を要する内容(計3問)になっています。
全体として、2026年度の第2問は、単なる知識の暗記だけでなく、文法的な分類能力や話し合いの流れを正確に捉える力がより重視される構成に変わっています。