2026年4月から中3になる中学生、2027年度(令和9年度)入試から、埼玉県の公立高校入試は「学力+内申+面接による総合評価型」へと大きく変化します。

主な変更点。

1. 学力検査の形式変更(マークシート導入)
これまでの記述式中心から、マークシート方式が全体の約9割を占めるようになります。
• 記述問題は約1割に縮小され、国語の作文は廃止されます。
• 思考力や表現力よりも、「速く・正確に解く力」がより重要視されるようになります。

2. 面接の全受験生必須化
これまで一部の学校のみで実施されていた面接が、すべての受験生に対して必須となります。
• 志望理由、コミュニケーション能力、学ぶ意欲などが評価の対象です。
• 点数だけでなく、多角的な評価が行われるようになります。

3. 内申(調査書)の評価基準の変化
これまでは部活動や検定などの「活動評価」も含まれていましたが、新制度では9教科の評定(5段階成績)が中心となります。
• 活動記録の扱いは縮小され、中1から中3までの日々の成績の積み重ねが直接合否に反映されます。
• 「部活動での逆転」が難しくなり、日々の授業態度や定期テストの重要性が増します。

4. 「自己評価資料」の新設
全員提出が必須となる新しい書類です。
• 点数化はされませんが、面接の重要な参考資料として使用されます。
• 自身の活動実績や努力の過程をアピールするための資料となります。

5. 選抜方式の多様化
これまでの共通一本の方式から、以下の2つに分かれます。
• 共通選抜:全校共通の基準で評価。
• 特色選抜:学校ごとの独自選抜(実技検査、小論文、学校独自問題など)。 これにより、高校ごとの入試の個性が強まります。

今回の改革により、入試の本質は「偏差値型」から「総合評価型」へと変わります。中3からの追い上げによる「一発逆転」が難しくなり、中学1年生からの真面目な学校生活の取り組みが合格への鍵となります。