2027年度の入試改革に際して、私立高校が合否判定の重きを「北辰テストの偏差値」から「内申点(通知表)や活動実績」へとシフトさせる場合、具体的に必要となる準備は?
1. 「通知表(内申点)」の着実な積み上げ
私立高校が業者模試の結果を「確約」の基準から外す動きを見せる中、それに代わる評価の柱として「内申点」の比重が高まることが予想される。
• 定期テスト対策:偏差値一辺倒の学習ではなく、中学校の定期テストでしっかりと得点し、5段階評価の数値を高めておくことが、私立・公立問わず合格を引き寄せるための必須条件となる。
• 授業態度と提出物:内申点にはテストの点数だけでなく、日々の授業への取り組みや提出物のクオリティも反映されるため、学校生活全般の充実が求められる。
2. 「活動実績」の言語化と証拠の準備
今後は「面接」や「活動実績」を重視する流れが強まる。
•具体的な実績の確保:部活動、委員会活動、学校行事、ボランティア活動、あるいは資格取得(英検・漢検など)といった、学習以外の取り組みを客観的に示す実績がこれまで以上に評価の対象となりやすくなる。
•「自己評価資料」の作成能力: 2027年度からの公立高校入試では「自己評価資料」の導入が決まっており、私立高校においても同様に、自分の活動を振り返り、自ら評価して伝える力が求められる可能性がある。
3. 「面接」での自己PR能力
私立高校が「面接」の比重を上げる方針を示しているため、自分の実績を言葉で伝える準備が必要。
• 思考の言語化:活動実績があるだけでは不十分で、その活動を通じて「何を学び、高校でどう生かしたいか」を論理的に話せるようにしておく必要がある。
• 公立との共通対策: 2027年度からは公立高校でも「全員面接」が導入されるため、公立・私立を問わず「面接対策」は受験準備の主要な一部となる。
4.「学校独自入試(当日点)」への対応力
内申点や実績が重視される一方で、私立高校は「学校独自の入試得点」を判定の中心に据えるべきという流れも強まっている。
• 記述・思考力の養成: 単なる知識の暗記だけでなく、各高校の過去問や公立高校の新制度(マークシート化など)に対応できる、本番の試験で点数をもぎ取る実力が必要。
2027年度の受験生は、北辰テストの偏差値という「点」の対策から、「学校の成績(内申点)」「主体的な活動」「自己表現(面接・資料作成)」「本番の得点力」という4つの要素をバランスよく育てる「多角的な準備」が必要になる。特に「公立入試で戦える総合力」を軸に据えることが、私立側の制度変更に対応する上でも有効な戦略となる。